♪♪♪

待ち望んだ季節が来た

心躍る季節が来た


さぁ、これからだ♪

飛び立つ空

誰のものでもない

何の変哲もない

当たり前に広がる空が



想いを持って見上げた時



私だけの

たった一つの

特別な空になる瞬間



そして想いが飛びたってゆく

日常風景

久しぶりに縦撮り写真

晴れた日の午後に、玄関に差し込む光

ありふれた日常の、ありふれた光景に

幸せを感じる毎日

今日はオレンジ色の花が咲いていた

めぐる

今年も

あっという間に咲いて

あっという間に散った

そしてまた、別の蕾が膨らむ

順番に、平等に、季節は巡る

あなたにも、私にも

ここからの夕日

ここからの夕日を眺めるようになって
もう１３年

約束をしなくても、
ここへ来ると君の笑顔が待ってたんだ

この日、こうやって二人して夕日を見ることは
なくなるだろうと思った

君が言わなくても、僕が聞かなくてもわかってる

自然の色が、思いもよらない色を作り出し日が沈む
自然の風が、思いもよらない雲の形を作り出す

その雲が夕闇に包まれて見えなくなるまでの間
僕らのここでの１３年を思い出していたんだ

君がまるで最後のように何回もありがとうを言うから
僕は君がもうここへは戻ってこない事を
どうしようもなく確信するんだ

君に何回もありがとうと言われるだけの事を
僕は何にもしていないんだよ

僕はただ何もせずに君の横にいただけなんだよ
僕はただ何もできずに君の横で泣くことしかできなかったんだよ

君は何回も当たり前のようにありがとうを言うけど
僕の知らない所で君がどんなに僕の力になってくれていたのか
何回君にありがとうをいえば、返すことができるんだろう？

抱きしめてありがとうと言いたかったけれど
泣いてしまうから、また何もできなかったんだ

僕は君を引きとめることも、送り出すこともできなかったんだ
今度は唯、泣き顔を見せないようにすることしかできなかったんだ